空間と生活にメリハリを

最近ではLDKの一体化を高めた空間造りが多く用いられています。壁や建具をできるだけ取り除き、奥に視界を繋げることでより広く、そして明るく開放感に溢れたLDKとすることができるのです。しかし空間の一体感を大事にし過ぎることで、空間が間延びしてしまったり、空間のメリハリが損なわれてしまう場合があります。空間のメリハリが損なわれることで生活のメリハリまで失われてしまうのです。

LDKの一体感を大事にしながらもそれぞれの空間をゾーニングすることで空間にメリハリをつけることができ、同時に生活にもメリハリが生まれてくるのです。例えば、キッチンの出入り口にはアーチ状の垂れ壁を用いて緩やかにゾーニングします。リビングやダイニングとの繋がりを大事にしながらも、キッチンを独立した空間というような印象も得られます。

ダイニングとリビングの境には木の面格子を設けてゾーニングするのもいいと思います。木の面格子がLDKのアクセントにもなりインテリア的な要素も演出してくれます。しかし食事をする場所とくつろぐ場所を緩やかに分けることができます。面格子なのでそれぞれの視界を遮りながらも明るさはしっかり通すので、圧迫感や閉鎖的な印象になるのを払拭できるのです。

高低差を付けて空間にメリハリをつけるのもいいと思います。リビングをダウンフロアにすることでこもり感を演出でき、より落ち着ける空間が広がります。また最近ではリビングに隣接した和室を設ける間取りが多いです。和室を小上がりにして高さを設けることで和と洋の空間にしっかりとメリハリが生まれます。このように空間的な繋がりを大事にしながらも、それぞれの空間がしっかりと存在感を感じられるようにするとより快適性を高められると思います。

This entry was posted on 火曜日, 5月 17th, 2016 at 9:11 AM and is filed under 住まい. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.

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