1坪洗面室でも大丈夫

最近の住宅の傾向の一つに、洗面室を広々とさせるということが挙げられます。今までは洗面室の一般的な広さは1坪と言われていました。しかし最近では1坪以上の広さに余裕のある洗面室が人気となっているのです。確かに洗面室は家族みんなが一日何度も使用する場所であるだけに、広さがあると使いやすく、必要なものもきちんと収納しておくことができます。

しかし我が家の洗面室は1坪しかありません。1坪でも工夫次第では使いやすく、何の不便さも感じないのです。まず洗面台と洗濯機を横並びに配置し、その間に20~30㎝ほどの隙間が生まれるのですが、この隙間を活用してキャビネットを設けました。洗濯関連用品や、お化粧道具、タオル類など洗面室で必要な物が収納する便利なスペースとなっています。

そして洗濯機の上部に生まれる空間を収納スペースとして有効活用させたかったので、窓は天井近くに横長のものを設置しました。チェーンでしっかり開閉できるので通気性も問題ありません。また物で窓を塞ぐこともないので明るさの確保もしっかり行えます。洗濯機の上部にはオープン棚を設けました。ここには家族の下着やパジャマを収納しています。また入浴の前後にはタオルや着替えを置くカウンターがあると便利です。しかし1坪という限られた空間に常時カウンターがあると動きにくく、圧迫感を与えます。そこでこのカウンターを開閉式にしました。使わない時はこのカウンターをスッキリとしまえるので動きやすく、広々とした印象が得られるのです。限られた広さでも工夫次第で便利で使いやすい空間となるのです。

空間と生活にメリハリを

最近ではLDKの一体化を高めた空間造りが多く用いられています。壁や建具をできるだけ取り除き、奥に視界を繋げることでより広く、そして明るく開放感に溢れたLDKとすることができるのです。しかし空間の一体感を大事にし過ぎることで、空間が間延びしてしまったり、空間のメリハリが損なわれてしまう場合があります。空間のメリハリが損なわれることで生活のメリハリまで失われてしまうのです。

LDKの一体感を大事にしながらもそれぞれの空間をゾーニングすることで空間にメリハリをつけることができ、同時に生活にもメリハリが生まれてくるのです。例えば、キッチンの出入り口にはアーチ状の垂れ壁を用いて緩やかにゾーニングします。リビングやダイニングとの繋がりを大事にしながらも、キッチンを独立した空間というような印象も得られます。

ダイニングとリビングの境には木の面格子を設けてゾーニングするのもいいと思います。木の面格子がLDKのアクセントにもなりインテリア的な要素も演出してくれます。しかし食事をする場所とくつろぐ場所を緩やかに分けることができます。面格子なのでそれぞれの視界を遮りながらも明るさはしっかり通すので、圧迫感や閉鎖的な印象になるのを払拭できるのです。

高低差を付けて空間にメリハリをつけるのもいいと思います。リビングをダウンフロアにすることでこもり感を演出でき、より落ち着ける空間が広がります。また最近ではリビングに隣接した和室を設ける間取りが多いです。和室を小上がりにして高さを設けることで和と洋の空間にしっかりとメリハリが生まれます。このように空間的な繋がりを大事にしながらも、それぞれの空間がしっかりと存在感を感じられるようにするとより快適性を高められると思います。

書斎スペース

男性にとって書斎スペースは住宅への憧れの一つでもあると思います。書斎スペースで自分の時間をゆっくりと過ごしたいと考える男性は多いのです。書斎スペースは完全独立型と寝室などの一スペースを利用して書斎スペースを設ける二つのスタイルがあります。空間的に余裕があれば独立した書斎スペースを設けてゆったりと過ごすのがいいでしょう。

しかし空間的に余裕がなければ空いたスペースを利用したり、寝室の一スペースを活用して憧れの空間を作ればいいのです。私の主人も書斎スペースが欲しいと家造りの時希望しました。そこで我が家は広さに余裕のあった寝室の一スペースを利用して書斎スペースを設けたのです。寝室との一体感を得ながらも、程よい高さで区切った腰壁で独立した空間のような感覚も得られるのです。持ち帰りの仕事を集中して行うことができますし、漫画を読んだり、パソコンをしたりと趣味の時間をここで過ごすこともできるのです。

この書斎スペースは最近では私が使用することも多いです。主人が使わない時は、私がここでお肌のケアを行ったり、パソコンでネットショッピングをしています。造り付けたカウンターの下にはオープン棚を設けてプリンターやパソコン関連用品をしまっています。その他書類などを整理できるようにしっかり収納スペースを設けています。書斎スペースは後回しになりがちな空間ですが、旦那さんの憧れの空間を実現させてあげてほしいと思います。

ママスペース

最近住宅の間取りに多く組み込まれるようになったママのためのワークスペース。我が家の新築住宅にも設けることにしました。私は家事や育児に追われながらもその合間を縫ってパソコンを使い仕事をしています。今はパソコンを行う時はダイニングテーブルを利用しています。しかし食事をするのも、パソコンをするのも、子どもが勉強したりするのも作業は全てダイニングテーブルを利用しています。何もするにもここを利用しているため、生活にメリハリをつけられませんし、食事の度にテーブルの上を片付けなくてはいけないので面倒と感じることも多いです。

そこでママのためのワークスペースを設けることで、パソコンを集中して行えるスペースを得ることができました。このママスペースはキッチンの横に設けました。ここに設ければ調理の合間の空いた時間にホッとお茶を飲みながら休憩をするスペースとしても最適ですし、パソコンを使って仕事をすることさえできます。またリビングにいる子ども達の様子にもしっかりと目が行き届くため安心して家事と育児、そして仕事を行うことができるのです。

ダイニングテーブルの高さを合わせてカウンターを設けました。カウンターの下にはオープン棚を設けてパソコンやプリンター、そして子ども達の幼稚園の書類などをしまっています。カウンター上部にはコンセントを設けました。パソコンや携帯の充電に利用しやすく、夜でもこのスペースを利用できるように照明を設置しました。家事や育児、仕事をするママにとって自分だけの居場所があるというのは嬉しいものです。

造作カウンターのあるキッチン

キッチンは女性にとっては非常に大事な空間です。キッチンで家事を行いながら家族の顔を見て会話が行えたり、キッチンで家事を行いながらリビングで遊ぶ子どもの様子を確認できる対面式オープンスタイルのキッチンが人気です。対面式キッチンにはフラットに繋がるカウンターを設ける人が多いです。

我が家のキッチンはあえて造作カウンターを設けてこのカウンターがキッチンのアクセントとなるようにしたいと思っています。この造作カウンターがあることでフルオープンスタイルのデメリットの対策にもなります。フルオープンスタイルのキッチンのデメリットはシンクや手元部分が丸見えになってしまうことです。きれいに片付いている時は見栄えがいいのですが、調理中や調理後などキッチンが汚れている状態の時もリビングやダイニングから丸見えになってしまうので見栄えがいいとは言えません。造作カウンターがあることでリビングやダイニングとの一体感はそのままにシンクや手元部分をしっかく隠すことができます。

またこのカウンターの上手にはモザイクタイルを敷き詰めればキッチンのアクセントにもなります。そしてこの造作カウンターを飾り棚としてニッチを設けました、食器などを収納できるニッチを設ければ便利さも感じられる造作カウンターになります。食器など物を収納する部分の前には扉を設けておくのも生活感が感じにくくなりいいと思います。フルオープンキッチンもいいですが、造作カウンターでセミオープンキッチンにするのもいいと思いませんか。

広く見える間取り

家造りをするほとんどの人が広々とした住宅に憧れを抱くと思います。しかし予算には限りがあり、予算を抑えるためには建物をコンパクトにするのが一番早い方法です。限られた予算内でできるだけ広い家にしたいと考えるのは当たり前のことなのです。建物はできるだけコンパクトにします。こうすることで予算を抑えることにも繋がります。

中を広く見せる工夫をすればいいのです。できるだけ住宅内に無駄なスペースを生まないことです。無駄な廊下スペースはできるだけつくらないようにしましょう。廊下は通路にしかすぎません。廊下があることでその他の部屋の広さが失われてしまうのです。そこで和室をつくる場合も、LDKと一体化させるのです。最近はLDKの一体感を高めるスタイルが人気です。この一体感を高めたリビングの一部やリビングの延長上に和室を設ける間取りが非常に人気です。

このように空間を繋げることで奥にまで視線が繋がり、リビングにより広さや開放感をプラスさせることができるのです。和室とリビングの間には建具を設けておけば、シーンに合わせて個室として利用できたり、普段はリビングの延長として普段使いできる和室となるのです。LDKに広さや開放感を増すには吹き抜けを取り入れるとより効果的です。二階にまで視界が繋がり面積以上の広さを感じられるのです。

また高い位置に設けた窓からたくさんの光を得られるため明るくスッキリとしたリビングとなるのです。リビングの先にウッドデッキを設けるのもリビングに広さをプラスできます。このように空間を区切らず繋げる間取りがポイントです。LDKは暮らしの中心となる空間だけに家族が最も居心地のいい空間にしたいものですね。

ユーティリティスペース

あったら便利なユーティリティスペース。このユーティリティスペースとは、キッチンや洗面室に隣接して設けられる多目的空間のことを指します。雨の日にはここに洗濯物を干したり、家計簿をつけたり、洗濯物をたたんだり、アイロンがけをしたりとちょっとした家事を行うスペースとしたり様々な用途に使用できるのです。

主婦にとってキッチンと洗面室は家事を行う上で非常に重要な空間です。これらの空間に隣接して設けられるユーティリティスペースは家事動線を考える上で非常に大事なのです。炊事や洗濯は毎日の繰り返しです。毎日行われるだけに自分に一番適した配列を考えるべきなのです。

洗濯物干し場は基本的には屋外です。しかし悪天候には屋外に洗濯物を干すことができません。また外出して帰宅が遅くなる時や花粉が多く飛散する時、大気汚染が多く飛来する時など屋外に洗濯物を干すのに抵抗を感じます。このような時でも洗濯は行うので、室内用の洗濯物干し場というのはしっかり確保しておきたいものです。

このユーティリティスペースがあれば、天候に左右されることなく洗濯物をしっかりと干すことができます。毎日行う家事だからこそ円滑に行える環境を整えておくことで、家事へのストレスが軽減され楽しみながら家事を行えるようになるのです。ここにカウンターを設けていれば、乾いた洗濯物をたたんだり、裁縫をしたりちょっとした家事を誰にも邪魔されることなく効率良く行えます。家事の効率を高めることで、自分の時間にゆとりを持てるようにもなるのです。ユーティリティスペースは家事をこなす主婦にとって理想的な空間と言えるのです。

業者選び

家造りを進めていくには、まず業者を選ぶことから始まります。そして、実はこのパートナー選びこそが家造りで一番重要なことなのです。しかしこの業者選びは意外と難しいのです。大手ハウスメーカーから地元の工務店までを合わせると数多くの業者が存在します。その中から一社を選び出すというのは容易なことではないです。

まずは、大手ハウスメーカーと工務店の特徴を知ることで選択肢が絞られてきます。大手ハウスメーカーの特徴は、会社としての規模が大きく、社会的ブランド力があることです。モデルハウスやカタログ、広告など家造りにおけるイメージを沸かせるための材料が揃っているのです。画一化されたデザインを持っているため提案力もあります。しかし自社製品しか売ってくれなかったり、商品の規格化のため、自由にならない部分もあります。広告宣伝費やモデルハウスの維持管理費など、さまざまな経費が建築費に上乗せされてしまうのです。利益第一の体質から、営業が少々強引になることもあるのです。

工務店の特徴は、建築主の希望や都合を最優先するため、大量生産とは異なる一品生産の家造りを行うことができます。また地域での評判を大切にするため、施工はもちろん引き渡し後のメンテナンスにおいてもしっかり対応してくれるのです。契約をおこなう会社と施工者が同一のため、施金の所在がはっきりしているのです。しかし世間一般的に会社規模が小さいため不安視されることも少なくありません。また洗練されたデザインを取り入れていない場合も多いのかもしれません。

それぞれの特徴を知ることで業者選びがしやすくなり、最高の一社を選び出しやすくなるのです。

アウトドアリビングを楽しむ家

住宅を楽しむというのは室内だけのことではありません。室内の空間を満喫するのも大事なことですが、外の空間にも目を向けてみて欲しいと思います。我が家はリビングに面してウッドデッキを設けました。3間半の広さの横幅に面して設けられたウッドデッキは、リビングの延長に設けた和室からも行き来ができるようになっています。横幅のあるウッドデッキには奥行も持たせました。

横幅と奥行があることで、ここを一つの空間と捉え、アウトドアリビングを楽しめる空間となっているのです。リビングの延長としてこの空間を楽しむことができます。窓を開け放てば、ウッドデッキが広がるので、室内の広さや開放感を与えてくれます。アウトドアリビングの魅力は、自然と隣り合わせの時間を過ごすことができることです。暖かい日差しを浴びることができたり、心地よい風を肌で感じることができたり、庭の景観を楽しみながらお茶をしたり、食事をしたり、小鳥のさえずりを聞きながら読書を楽しんだり室内では感じることのできない特別な時間を過ごすことができるのです。

このウッドデッキの上には同じ広さの二階のバルコニーが設けられています。ウッドデッキの屋根代わりにもなってくれています。またウッドデッキには屋外用の洗濯物干し場を設けています。リビングの延長として空間を満喫することもできますし、家事を行うことで実用性の高いウッドデッキとなっているのです。室内だけでなく外の空間をアレンジして開放感たっぷりのプライベート空間を設けてみてはいかがでしょうか。

小上がりの和室

私は新築住宅を建てた際には、和室を必ず小上がりにしたいと思っていました。最近では住宅も洋風化が進み、和室が一室もない住宅というのも珍しくはありません。しかし日本人であるならば、和室の魅力は誰もが理解できます。それをこれからも受け継がれていくべきものだと感じるのは当たり前のことだとも思います。

しかし従来のように床の間や長押のある純和風の和室は人気がなくなってきました。どちらかというと洋風の住宅に調和が取れる和室と言うのが人気を高めています。その一つに小上がりの和室が挙げられます。小上がりにすることで洋風のリビング内に和室を設けても、違和感なくそれぞれの空間が存在します。高低差があることで緩やかにそれぞれの空間をゾーニングできて、一体感を感じながらも個室と言う感覚も多く得られます。

また畳下に生まれるデッドスペースを収納スペースとして利用できます。物が片付けられる収納スペースがあって無駄と感じることはありません。また小上がりにしたことでサッと腰を下ろせる便利なイス替わりにもなります。家事の合間にサッと腰を下ろして休憩し、サッと立ち上がれるので家事へのとりかかりもスムーズになります。

どのような形であれ、和の空間がこれからも大事にされるべきだと私は思います。体を横に伸ばしゆっくり休息するには和室が一番なのです。我が家にはリビングに続く小上がりの和室を設けました。リビングの延長として和室を活用でき、時には個室としても活用できる便利な和の空間となっています。