大切な住まい

最近、何かと注目されているのが、住まいのリフォームです。一言で、リフォームといっても、玄関ドアや窓などを交換するという小さなリフォームもありますし、基礎や外壁や骨組みだけを残して、間取りから内装までをやり直す大規模なリフォームがあります。もちろん、住まいの築年数や傷み具合によって、リフォームの規模が変わります。自分たちが建てた住まいが長い年月の間に傷んでくると、これからも住み続けていくために、リフォームします。

それだけではありません。必ずしも、修繕が必要でなくとも、家族の成長や人数の変化などによって、居住性を上げるために、リフォームすることもあります。さらに、リフォームをして、住むことを前提として、中古住宅を購入することもあります。

いずれにしても、住まいの主役は、家族です。その家族が快適に住むことができるように、住まいを進化させていくことが大切です。
住まいを進化させるということは、居住性を上げるということです。
住まいを建てた時には、資金的にも、技術的にも、叶わなかったことが、数年後、或いは、数十年後、叶うこともあります。

それがリフォームのきっかけになることがあります。自分たちが望む防音、遮音、換気、調湿、開放感、安全などを実現することができます。住まいというのは、新築した時点で完成ということではありません。子供たちが成長していきますし、親たちは年齢を重ねていきます。

住まいは一生ものと言います。長く住み続けていくために、住まいをメンテナンスするのはもちろんですが、家族の変化とともに、より居住性を高めていくために、リフォームしていくことが大切になっていきます。海外では、新居に住み始めた時点から、自分たちでリフォームを続けて、より居住性を高めていくといいます。日本でも、その考え方を取り入れて、より住みやすい我が家にしていきたいものです。

ガレージの充実

先日実家のガレージをリフォームしました。私の父は車が大好きで、休日用と仕事用と車が2台あります。休日用は使う頻度はかなり少ないこともあり、以前は車に毛布を被せ愛車を保護していました。しかしガレージをリフォームしシャッターを設け愛車の部屋を造り出し今では父は休日のほとんどの時間をガレージで過ごしています。

なぜならそのガレージ内は断熱材で夏は涼しく冬は暖かい空間となっており過ごしやすく、またテーブルとイスを置き、愛車を眺めたり、内庭の外の景色を眺めたりして楽しめるようにしたからです。愛車をお手入れするのも大好きで色々な車関連用品をきれいに棚に収納し、ブリキのおもちゃをディスプレイしたり、観葉植物を置いたりとリビングよりもこだわりを持ち自分だけのプライベート空間を完成させたのです。以前は猫が父の愛車の屋根に登ったりしていたそうなので車の安全性が確立されたのも父としては安心して夜が寝れるようになったと話していました。このように趣味の空間としてガレージを最高の空間を造り出す人もいます。

私は新居に設けるならビルトインガレージがいいなと思っています。ビルトインガレージにして室内へ直接入れるようにドアを設けることで悪天候でも左右されず車に乗り降りでき、重い荷物も長距離持ち運びしなくてもいいからです。また愛車を強い日差しからも守ることができます。私たちの生活には車は欠かすことはできません。その車と上手に付き合っていくにはガレージの充実は欠かせなさそうです。

二つの玄関

我が家は玄関の動線を二つに分けました。メインのお客様用玄関とその隣の家族用の玄関です。玄関の動線を分けることでメインの玄関を常に美しくスッキリとした空間が広がるのです。子ども達が帰宅すると玄関に靴が脱ぎっぱなしになっていたり、外で使用したおもちゃやスポーツ用品などが玄関スペースに横に置きっぱなしになっていることがありませんか。玄関に靴や外で使用した物が散らかっていると玄関の快適性は損なわれ、一気に生活感で溢れた空間となってしまいます。

それを避けるために動線を分けたのです。玄関の横に設けた家族用の玄関はシューズクロークを兼ねています。家族の靴を大容量に収納するのはもちろん、外で使用した子どものおもちゃやスポーツ用品、三輪車やベビーカーなどつい玄関やポーチ部分に置きっぱなしになりがちなこれらをきちんと整理できる土間収納スペースも確保しています。外で使用して汚れても、帰宅してサッと片づけられる土間収納スペースがあると便利な収納となります。このスペースがあることで玄関の美しさが保たれると言っても過言ではないのです。

また私の主人の趣味はゴルフです。このゴルフ用品の収納場所に今まで困っていたのですが、このシューズクロークに片付けています。靴を履くのと同時にサッとゴルフ用品を取り出してお出かけできるので趣味も楽しみやすくなっているのです。そのシューズクロークと室内はスムーズに行き来ができるので、子ども達も靴や物をきちんと片づけて室内へ入ってくるように習慣が身に付いてきました。動線を分けることで急なお客様にもしっかり対応できる素敵な玄関が広がるのです。

アウトドアリビングを楽しむ家

住まいで過ごす時間は室内だけとは限りません。最近ではアウトドアリビングを満喫できる家造りをする人も多いです。我が家は、リビングの先にウッドデッキを設けました。ウッドデッキではいろいろな活用法ができるように、横幅を確保するのと同時に奥行を確保したのです。そして一番配慮したのが、リビングとの境に段差を設けないようにすることです。ウッドデッキがフラットに繋がることで、小さい子どもから足腰の弱った高齢者まで安心して行き来をすることができます。またウッドデッキへの行き来のしやすさを高めることで、ウッドデッキをいつまでも身近な存在に感じられるのです。

憧れのウッドデッキを作ったが、次第に使わなくなるという家庭も少なくありません。いつまでもウッドデッキスペースを大事にするには、行き来のしやすさは大事なポイントなのです。我が家のウッドデッキの上には同サイズの二階のバルコニーが設けられています。これがウッドデッキの屋根代わりとなり、急な雨でも対応できるのです。リビングの延長として過ごせるウッドデッキは、子どもの遊び場として、ペットと過ごす場所として、色々な用途で使用できるのです。

気候のいい時期には、庭の景観を楽しみながらウッドデッキで食事をしたりもしています。庭でバーベキューをした際も、ウッドデッキでゆっくりお酒や食事を楽しめるので重宝しています。より多目的に使用ように全面や側面部分にパネルを設けてサンルームのようにしようかなと検討しています。天候に合わせてパネルをフルオープンにしたり、半分開けたり、全て閉め切ったりできることで最適な空間が広がりやすくなります。庭との距離を縮めてくれるアウトドアリビング空間を設けましょう。

建売住宅

私の周りには建売住宅を購入した人もいますし、注文住宅で購入した人もいます。我が家は迷いなく注文住宅で家を建てたのですが、建売住宅を購入した友人宅へ行き、建売住宅について聞いてみると建売住宅にもたくさんの魅力があることを知りました。建売住宅を購入した友人が口を揃えて言うことは、決め手は価格の安さ!ということです。

建売住宅は、規格化された住宅が多いため、建築コストを安く抑えることができるのです。そして開発地などが多いため、土地の代金も安く設定されているというのです。同じ条件の土地に注文住宅を建てると、土地の仲介手数料など余計な費用がかかってくるので2~3割のコストアップになるのです。建売住宅が人気の理由は、万人受けするデザインや色味、そして最新の設備などが整えられているからでもあるのです。建売住宅の多くが、大人2人・子ども2人の4人家族を想定して建てられています。建物によって若干の間取りの違いはありますが、ほとんどが同じような間取りの住宅です。設備が古いわけでもありませんし、誰もが馴染みやすい色味やデザイン性にすることで人気も高まっているのです。

そして実際に建物を見学することができるのも安心できます。建売住宅の場合、すでに建物が完成している場合が多く実際の間取りを確認できるので選択しやすいのです。住まいへのイメージも湧きやすくなります。そして、入居までの時間が短いのも嬉しいのではないでしょうか。注文住宅であれば、土地を見付け、建築会社を決め、間取りを決めたり細やかな仕様を決めたりと決めることが多いです。全体で半年ほどの工期が必要になります。しかし建売住宅であれば、建築済ですし、建築確認申請など時間がかかる手続きも簡略化できるので、最短で1~2か月ほどで入居できるのです。魅力が多い建売住宅も選択肢に入れてもいいと思います。

1坪洗面室でも大丈夫

最近の住宅の傾向の一つに、洗面室を広々とさせるということが挙げられます。今までは洗面室の一般的な広さは1坪と言われていました。しかし最近では1坪以上の広さに余裕のある洗面室が人気となっているのです。確かに洗面室は家族みんなが一日何度も使用する場所であるだけに、広さがあると使いやすく、必要なものもきちんと収納しておくことができます。

しかし我が家の洗面室は1坪しかありません。1坪でも工夫次第では使いやすく、何の不便さも感じないのです。まず洗面台と洗濯機を横並びに配置し、その間に20~30㎝ほどの隙間が生まれるのですが、この隙間を活用してキャビネットを設けました。洗濯関連用品や、お化粧道具、タオル類など洗面室で必要な物が収納する便利なスペースとなっています。

そして洗濯機の上部に生まれる空間を収納スペースとして有効活用させたかったので、窓は天井近くに横長のものを設置しました。チェーンでしっかり開閉できるので通気性も問題ありません。また物で窓を塞ぐこともないので明るさの確保もしっかり行えます。洗濯機の上部にはオープン棚を設けました。ここには家族の下着やパジャマを収納しています。また入浴の前後にはタオルや着替えを置くカウンターがあると便利です。しかし1坪という限られた空間に常時カウンターがあると動きにくく、圧迫感を与えます。そこでこのカウンターを開閉式にしました。使わない時はこのカウンターをスッキリとしまえるので動きやすく、広々とした印象が得られるのです。限られた広さでも工夫次第で便利で使いやすい空間となるのです。

空間と生活にメリハリを

最近ではLDKの一体化を高めた空間造りが多く用いられています。壁や建具をできるだけ取り除き、奥に視界を繋げることでより広く、そして明るく開放感に溢れたLDKとすることができるのです。しかし空間の一体感を大事にし過ぎることで、空間が間延びしてしまったり、空間のメリハリが損なわれてしまう場合があります。空間のメリハリが損なわれることで生活のメリハリまで失われてしまうのです。

LDKの一体感を大事にしながらもそれぞれの空間をゾーニングすることで空間にメリハリをつけることができ、同時に生活にもメリハリが生まれてくるのです。例えば、キッチンの出入り口にはアーチ状の垂れ壁を用いて緩やかにゾーニングします。リビングやダイニングとの繋がりを大事にしながらも、キッチンを独立した空間というような印象も得られます。

ダイニングとリビングの境には木の面格子を設けてゾーニングするのもいいと思います。木の面格子がLDKのアクセントにもなりインテリア的な要素も演出してくれます。しかし食事をする場所とくつろぐ場所を緩やかに分けることができます。面格子なのでそれぞれの視界を遮りながらも明るさはしっかり通すので、圧迫感や閉鎖的な印象になるのを払拭できるのです。

高低差を付けて空間にメリハリをつけるのもいいと思います。リビングをダウンフロアにすることでこもり感を演出でき、より落ち着ける空間が広がります。また最近ではリビングに隣接した和室を設ける間取りが多いです。和室を小上がりにして高さを設けることで和と洋の空間にしっかりとメリハリが生まれます。このように空間的な繋がりを大事にしながらも、それぞれの空間がしっかりと存在感を感じられるようにするとより快適性を高められると思います。

書斎スペース

男性にとって書斎スペースは住宅への憧れの一つでもあると思います。書斎スペースで自分の時間をゆっくりと過ごしたいと考える男性は多いのです。書斎スペースは完全独立型と寝室などの一スペースを利用して書斎スペースを設ける二つのスタイルがあります。空間的に余裕があれば独立した書斎スペースを設けてゆったりと過ごすのがいいでしょう。

しかし空間的に余裕がなければ空いたスペースを利用したり、寝室の一スペースを活用して憧れの空間を作ればいいのです。私の主人も書斎スペースが欲しいと家造りの時希望しました。そこで我が家は広さに余裕のあった寝室の一スペースを利用して書斎スペースを設けたのです。寝室との一体感を得ながらも、程よい高さで区切った腰壁で独立した空間のような感覚も得られるのです。持ち帰りの仕事を集中して行うことができますし、漫画を読んだり、パソコンをしたりと趣味の時間をここで過ごすこともできるのです。

この書斎スペースは最近では私が使用することも多いです。主人が使わない時は、私がここでお肌のケアを行ったり、パソコンでネットショッピングをしています。造り付けたカウンターの下にはオープン棚を設けてプリンターやパソコン関連用品をしまっています。その他書類などを整理できるようにしっかり収納スペースを設けています。書斎スペースは後回しになりがちな空間ですが、旦那さんの憧れの空間を実現させてあげてほしいと思います。

ママスペース

最近住宅の間取りに多く組み込まれるようになったママのためのワークスペース。我が家の新築住宅にも設けることにしました。私は家事や育児に追われながらもその合間を縫ってパソコンを使い仕事をしています。今はパソコンを行う時はダイニングテーブルを利用しています。しかし食事をするのも、パソコンをするのも、子どもが勉強したりするのも作業は全てダイニングテーブルを利用しています。何もするにもここを利用しているため、生活にメリハリをつけられませんし、食事の度にテーブルの上を片付けなくてはいけないので面倒と感じることも多いです。

そこでママのためのワークスペースを設けることで、パソコンを集中して行えるスペースを得ることができました。このママスペースはキッチンの横に設けました。ここに設ければ調理の合間の空いた時間にホッとお茶を飲みながら休憩をするスペースとしても最適ですし、パソコンを使って仕事をすることさえできます。またリビングにいる子ども達の様子にもしっかりと目が行き届くため安心して家事と育児、そして仕事を行うことができるのです。

ダイニングテーブルの高さを合わせてカウンターを設けました。カウンターの下にはオープン棚を設けてパソコンやプリンター、そして子ども達の幼稚園の書類などをしまっています。カウンター上部にはコンセントを設けました。パソコンや携帯の充電に利用しやすく、夜でもこのスペースを利用できるように照明を設置しました。家事や育児、仕事をするママにとって自分だけの居場所があるというのは嬉しいものです。

造作カウンターのあるキッチン

キッチンは女性にとっては非常に大事な空間です。キッチンで家事を行いながら家族の顔を見て会話が行えたり、キッチンで家事を行いながらリビングで遊ぶ子どもの様子を確認できる対面式オープンスタイルのキッチンが人気です。対面式キッチンにはフラットに繋がるカウンターを設ける人が多いです。

我が家のキッチンはあえて造作カウンターを設けてこのカウンターがキッチンのアクセントとなるようにしたいと思っています。この造作カウンターがあることでフルオープンスタイルのデメリットの対策にもなります。フルオープンスタイルのキッチンのデメリットはシンクや手元部分が丸見えになってしまうことです。きれいに片付いている時は見栄えがいいのですが、調理中や調理後などキッチンが汚れている状態の時もリビングやダイニングから丸見えになってしまうので見栄えがいいとは言えません。造作カウンターがあることでリビングやダイニングとの一体感はそのままにシンクや手元部分をしっかく隠すことができます。

またこのカウンターの上手にはモザイクタイルを敷き詰めればキッチンのアクセントにもなります。そしてこの造作カウンターを飾り棚としてニッチを設けました、食器などを収納できるニッチを設ければ便利さも感じられる造作カウンターになります。食器など物を収納する部分の前には扉を設けておくのも生活感が感じにくくなりいいと思います。フルオープンキッチンもいいですが、造作カウンターでセミオープンキッチンにするのもいいと思いませんか。